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政治

2016年9月5日

少数民族に大統領職「予約権」、改憲提案についてリー首相

〈シンガポール〉
リー・シェンロン首相は9月4日夜放映されたメディアコープのテレビ番組で、少数民族であるインド系人、マレー人から大統領を選任する制度の導入について政府としての方針を明らかにした。

 

マレー人の大統領は1965~1970年に大統領を務めたユソフ・イシャク氏以降おらず、リー氏は独立記念日大会の演説で「少数民族が社会における居場所を感じるためには、その民族から大統領が誕生することが必要」との意見を表明した。しかし気分が悪くなり倒れかけたため、詳細に触れることができなかった。

 

リー氏はメディアコープとの会見で、特定の少数民族から4~6期ほど連続して大統領が誕生しなかった場合、その民族からのみ立候補者を認め、大統領選を行う方式が望ましいとした。しかし、大統領候補資格を満たした者がいなかった場合は、ほかの民族の出身者の立候補を認めることになるという。

 

大統領職の少数民族への配分の導入には改憲が必要で、政府が諮問した憲法委員会が今週、改憲案を公表する。民選大統領制度に移行して以降の初代大統領は華人、2人目がタミール系ナザン氏、3人目が華人で現職のタン氏だ。

 

リー氏は「私は大統領制度を熟知しており、この問題は私が首相在任中に解決する」と語った。

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