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貿易

2016年8月30日

シンガポールの輸出競争力が低下、コスト上昇が原因

〈シンガポール〉
クレディ・スイスのエコノミストは、シンガポールの域内輸出競争力は弱まっているとの調査報告をまとめた。コスト上昇が原因だという。

 

報告をまとめたのは、アジア、東南アジア、インド担当のエコノミスト3人で、輸出競争力が増し輸出シェアを拡大している国として、ベトナム、フィリピン、中国を挙げた。

 

シンガポール以外で輸出競争力を減じているとされたのは、インドネシアと台湾。インド、タイ、マレーシア、韓国は中間に位置しているとの評価だった。

 

シンガポールについて報告書は「労働生産性の向上率が低いにもかかわらず賃金は上昇を続け、単位当たり労働コストを押し上げた。外国人労働力の流入抑制が一因だ」とした。

 

この結果、シンガポールを拠点とする企業の投資は減少傾向にあり、先行き輸出にとり望ましくない予兆だという。輸出低迷はサービス業にも影響し始めている。

 

報告書は、シンガポール経済の減速、物価下落、輸出への過剰依存も指摘。シンガポール金融管理庁(MAS)は景気刺激のため10月の金融政策会合で金融緩和に踏み切る可能性があるとした。

 

オーストラリア・ニュージーランド銀行も、シンガポールの内需は不振が続くと予想している。

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