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政治

2016年8月29日

監査人のレベルアップで新規則、一定基準以下の監査人の氏名公表

〈シンガポール〉
会計監査業者の水準引き上げを狙いに、政府は監査能力が一定水準に達しない個々の会計士の氏名を公表する方針を決めた。来年4月以降に会計・企業監督庁(ACRA)が行う検査から適用する。

 

ACRAとシンガポール勅許会計士協会(ISCA)共催の会計士会議でインドラニー・ラジャ法務・財務担当上級国務相が発表した。同会議は会計士が集まる最大の催しで、900人余りが参加した。

 

ACRAは、免許を凍結または取り消された公認会計士の氏名を公表してきた。新規則では、監査業務を行う際にほかの会計士の監督が必要な会計士、特定の監査業務を制限された会計士、ACRAの検査で2度以上、不備が発見された会計士が氏名を公表される。

 

会議ではシンガポール国立大学(NUS)ビジネススクールのマク・ユエンティーン准教授が、ACRAとISCAが委託実施した調査の結果を発表した。それによると、投資家の80%余りは監査人の指名に際し、監査の質指標(AQI)を利用することを望んでいる。

 

会計事務所の監査能力を測るための指標で、◇監査人は期末が同じ上場企業を5社以上、同時に監査を引き受けない◇監査業者の職員保持率は75~80%が理想――など6件。

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