シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP重要情報の開示でSGXが指針、「判断に迷うなら開示を」

経済

2016年8月17日

重要情報の開示でSGXが指針、「判断に迷うなら開示を」

〈シンガポール〉
「重要情報かどうか判断に迷うなら、開示を」――シンガポール取引所(SGX)のタン・ブーンジン最高監督責任者は8月16日、シンガポール取締役会における講演で、上場企業が開示を求められる「重要」情報について、指針を示した。投資家が投資決定を行うのに役立つ情報であれば重要情報とみなすことができるが、判断がつかないときは開示すべきだという。

 

最近、油田開発機器のスワイバー・ホールディングスが経営難に陥っていることが唐突に明らかになったが、情報開示が適切だったか疑問視されている。同社は受注事業の延期を発注者から要請され、債権者からは代金の督促も受けていた。

 

タン氏はこの事件を念頭に「景気が良い時と、景気が悪く企業の業績が急速に悪化する可能性のあるような時とでは、情報の重要性も異なる」と指摘。

 

景気が悪い時、企業は大きな契約の実行が遅れた場合、株主に伝えるべきで、また督促代金は急速に増大する可能性があり、時機を逸しない情報開示が重要」と述べた。

 

企業の財務状態に対するSGXの立場としてタン氏は「新規株式公開(IPO)を企業が目指している時はSGXが財務の健全性を調べるが、一旦上場すれば、財務状態は会社、取締役会、株主が監督すべきもの」と述べた。

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