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金融

2016年6月27日

英国がEU離脱へ、両替商には長い列

〈シンガポール〉
欧州連合(EU)からの離脱か残留かを問う英国の国民投票で離脱支持が51.89%となり、離脱派の勝利が6月24日に決まった。国民投票に法的拘束力はないが、英国は2年をかけ離脱交渉をEUと進める。EUから加盟国が離脱するのは初めて。

 

離脱が決まったことを受けリー・シェンロン首相はフェイスブックに「転換点であり、移民、主権に関する英国民の懸念を反映したもの」と書き込んだ。

 

さらに「ほかの加盟国の制約を受けず自由に物事を決めたいとの望みは理解できるが、多くの国がそうした解放を望み、内向きになったら、安全、繁栄は減じる」と述べた。

 

世界の金融市場は混乱に陥った。日経平均株価は同日、8%近く下落。英ポンドは対米ドルで30年来の低水準に落ち込んだ。

 

ストレーツ・タイムズ指数(STI)も58ポイント(2.1%)下落した。同日のシンガポール取引所の出来高は14億株(18億Sドル相当、約1,357億円)の高水準だった。

 

ターマン副首相兼調整相は「英国、欧州ではこの先数年間は不透明なため、経済成長は失われる。アジアを含むほかの地域への影響もある」とコメントした。

 

国民投票の結果が昼頃明らかになったのを受け外貨両替商のカウンターは、安くなったポンドを購入しようという人で混雑した。英国への旅行を計画している人、子供が英国に留学している人などで、手持ちのポンドが午後2時には尽きた両替商も出た。

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