シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP消費者物価が19ヵ月連続で下落、コアインフレは1%と高め

2016年6月27日

消費者物価が19ヵ月連続で下落、コアインフレは1%と高め

〈シンガポール〉
消費者物価指数(CPI)が19ヵ月連続で下落した。1977年以来の最長だ。統計局によると、5月のCPIは前年同月比1.6%の下落で、下げ幅として1986年7月の2.5%以来の大きさだった。

 

住居費・公益費が6.4%下落したのが要因の一つ。同経費の構成要素であるサービス・保守費の割り戻しが昨年は4、7、10月に実施されたのに対し、今年は5月に実施されたことが影響した。今後は7月と10月に実施される。

 

ほかのCPI構成項目のうち、食品は2.2%、家財は3.3%、教育費は3.2%、それぞれ上昇した。

 

運輸は5.7%の下落だった。ほかに衣類・履物、通信費がわずかながら下落した。

 

運輸費のうち、自家用車所有にかかわる経費はガソリン価格の下落で7.6%下がった。CPIから、自家用車所有にかかわる経費、住宅賃貸料を除いた、より生活実態を反映したコアインフレは1%だった。これは14ヵ月ぶりの高水準。サービス経費の上昇が理由。

 

大華銀行(UOB)のエコノミストは、コアインフレがマイナスになっていない以上、現在の状況はデフレではないとコメントした。2008年に起きた米国発の金融危機の際、需要低迷でコアインフレは9ヵ月連続のマイナスだった。原油が値上がりすればコアインフレは上昇の可能性がある。

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