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経済

2016年6月23日

住宅賃貸下落で借り手市場に、利回りは預金利子以上を維持

〈シンガポール〉
住宅賃貸料が下落しているが、利回り(住宅価格に対する年間賃貸収入の割合)は大幅下落するまでにはなっていない。

 

MRTユー・ティー駅近くのコンドミニアム(3寝室)を所有するンさんは3ヵ月間のマーケティングの後、入居者を確保した。賃料は月2,800Sドル(約21万7,660円、以前は3,300Sドル、約25万6,500円)、保守費用は月300Sドル(約2万3,300円)。室内清掃に2,200Sドル(約17万1,000円)を費やしたが、利回りは銀行預金の利子よりやや良いという。入居者の求めに応じ家具も増やす。

 

物件購入価格を120万Sドル(約9,328万円)と想定し、空室の期間やその他の要素を考慮した利回りは2%。

 

不動産仲介のサビルズによると、住宅価値を床面積1平方フィート1,223Sドル(約9万5,000円)、賃料を同3.26Sドル(約253円)として、5月の全国の住宅賃貸利回りの中央値は3.2%。1年前は、住宅価値が1,115Sドル(約8万6,700円)、賃料が3.45Sドル(約268円)で、利回りは3.7%だった。住宅価格の上昇と賃料下落の両方が利回り低下をもたらした。

 

専門家は、利回りはさらに低下すると予想している。不動産のクリス・インターナショナルによれば、当局が外国人労働者の流入を抑制した結果、外国人にとって賃貸住宅はより取り見取りで、一段の値下がりを見越し2年契約ではなく、1年契約を結ぶケースも増えている。

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