シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPMRTとLRTの計4線が一時不通に、送電停止が原因

社会

2016年4月26日

MRTとLRTの計4線が一時不通に、送電停止が原因

〈シンガポール〉
電力関係のトラブルで4月25日夕刻、MRT(地下鉄・高架鉄道)の3線とLRT(軽便鉄道)が運行できなくなるという、前例のない鉄道障害が発生し、数千人が影響を受けた。

 

送電障害が起こったのは7時53分で、駅舎への送電も完全にストップし、エアコンも停止。電力は緊急用の照明のみという状態に陥った。

 

運行停止時間は30分~2時間。運行業者のSMRTはこの間、無料のシャトルバスを走らせたが、運転はまばらだったようで、バスに乗れるまで1時間かかった乗客もいた。

 

SMRTによると、ブオナ・ビスタにある受電施設で電力の急降下があり、電力停止につながった。送電業者の側に問題はなかった。

 

運行停止区間は、東西線がジュー・クーンとブオナ・ビスタ間、南北線がジュロン・イーストとクランジ間、サークル線がカルデコットとハーバーフロント間。LRTはブキパンジャン線で4編成の列車が運行を停止し、150人が影響を受けた。

 

SMRTは同日、新人社員2人が3月、作業現場へほかの社員と向かう途中、電車に接触し死亡した事故の調査結果を発表しており、発表の数時間後に停電事故が発生した。死亡事故は安全確保の手順を踏まなかったのが原因。

 

東西線、南北線は1987年末の開業で、老朽化しているためSMRTは機器交換を進めている。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPMRTとLRTの計4線が一時不通に、送電停止が原因