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2016年3月30日

テナント料めぐり高島屋とニー・アン間で紛争、裁判に

〈シンガポール〉
ニー・アン・シティーに主要テナントとして入居する高島屋と、同ビルを所有するニー・アン・デベロップメントとの間に賃貸料をめぐり紛争が起こった。両者は契約の解釈をめぐり合意に達せず、ニー・アンが高島屋を高等裁判所に提訴し、3月29日に審理が始まった。

 

訴状によると、両者は1993年に20年契約で賃貸契約を結び、高島屋は契約を6回にわたりそれぞれ10年間更新する選択権を得た。賃貸料は5年ごとの見直しで、合意に至らない場合、不動産鑑定士に判断を委ねる。

 

13年に高島屋が選択権を行使した際、ニー・アンは賃貸料を1平方フィート当たり8.78Sドル(約730円)から19.83Sドル(約1,650円)へ引き上げることを提案した。専門店の売り場面積が増加した配置に基づく査定報告を、引き上げ案の根拠としてニー・アンは挙げた。専門店は百貨店部分より高い賃貸料が期待できる。

 

高島屋はこれを拒否。両者はそれぞれ不動産鑑定士に査定を依頼し、双方の査定額の平均を新賃貸料とすることで合意。鑑定士とのやり取りは写しを相手側に提供することとした。

 

しかしニー・アンは鑑定士に、仮定の配置での賃料査定を要請し、この通信文の写しを高島屋側に提供しなかった。

 

高島屋は、既存の配置に基づく鑑定を基準にすべきと提案。ニー・アンはこれを拒否し提訴した。

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