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経済

2016年3月8日

シンガポールで中小企業の破たんが増加、生き残りが困難な環境に

〈シンガポール〉
昨年12月と今年1月は中小企業の破たんが増加した。零細企業の多くは伝統的産業に従事しており、今は「住みにくい世の中」のようで、中小企業協会(ASME)のカート・ウィー会長は、この先、多くの零細企業が破たんする可能性を指摘している。

 

中小企業を取り巻く経営環境は厳しいが、政府は社員に対する休暇を増やす方向で検討を開始している。父親がとれる育児休暇は1週間だが、この休暇を利用した社員は40%。ウィー氏は、育児休暇を2週間に延長する計画があることについて「今でさえ利用率は低く、延長を急ぐ理由はない。2年後に検討するのが望ましい。今は海外進出、資金調達面で中小企業支援を重視すべき」との意見だ。

 

ウィー氏は「経済構造改革や新産業における革新的技術の話も結構だが、伝統産業に従事する中小企業の経営が、回復不能なポイントまで傾くような改革の進め方はだめだ」と強調した。

 

ASME独自の対策では、間接業務の集中処理を計画しており、6~9カ月後をめどに試験運用を開始する。会計、人事の一括処理などを行う。こうした経営資源の有効利用と国際化が、中小企業が生き残る鍵とウィー氏はみており、「この時期を乗り切れば、中小企業はより強力な企業に生まれかわる」と語った。

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