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経済

2016年3月7日

企業設立数、12月は閉鎖数以下に、09年の景気後退以来

〈シンガポール〉
昨年12月に店を畳んだ企業は7,237社で、設立された企業数の4,771を上回った。閉鎖企業数が設立企業を上回ったのは、米国初の金融危機が発生した2009年以来。

 

香港上海銀行(HSBC)のエコノミスト、インカルテラ氏は「1月は企業閉鎖が減少したが、全体の流れは変わらず、景気は低迷局面に入っている」と語った。

 

製造業の不振が経済全体、特に貿易・エネルギー関連のサービス業に影響しており、サービス業は第1四半期に、前期比で生産高が縮小する可能性もあるという。

 

製造業の先行きを示す購買担当者指数(PMI)も2月は、輸出受注が13カ月連続で減少傾向を示しており、上半期にシンガポールは景気後退に陥る可能性があるという。

 

中小企業協会のウィー会長は、資金的に余裕のない零細企業が景気低迷の影響を最も受けているとコメントした。経済の激変はないが、長期にわたる景気減速が予想されるという。

 

一方、大華銀行(UOB)のエコノミスト、タン氏は「経営環境が厳しくなっているのは確かだが、景気交代を即断することはできない」との意見だ。

 

タン氏は企業設立数が少ないことに注目しており、労働者不足が影響しているとみている。経済構造の変化で多数の雇用が失われることになれば懸念が生じるという。

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