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経済

2016年2月29日

バルチック海運取引所、SGXが買収を提案

〈シンガポール〉
シンガポール取引所(SGX)はロンドンにあるバルチック海運取引所に買収を提案した。拘束力のない提案。バルチック取引所とも呼称され、海運市況情報の提供やブローカー業務などを行っている。

 

外航不定期船の運賃指数であるバルチック海運指数が有名。鉄鉱石、石炭、穀物など乾貨物の運賃指数で、デリバティブ(金融派生商品)のベースになっている。

 

バルチック取引所に対しては、デリバティブ取引所の米CMEやICE、エネルギー・金属情報のプラッツも買収を提案している。

 

バルチック取引所は、将来の海上運賃を予想して差金決済する海上運賃先渡し契約(FFA)を上場しており、これがSGXには魅力のようだ。FFAの決済には欧州決済機関のLCHクリアネットが当たっている。運賃デリバティブでSGXはLCHなどと競合しているようだ。

 

バルチック取引所は2月26日、多数の企業から買収を提案されており、有力な案を提示した業者と協議を持っていると発表した。

 

一次産品の消費量が増加している中国、インドの存在で海運はアジアにシフトしており、バルチック取引所はシンガポールの駐在員事務所を子会社に格上げし、上海には事務所を開設するなどアジア重視に動いている。

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