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金融

2016年2月15日

シンガポールの銀行の第4四半期決算、引当金を増額か

〈シンガポール〉
地場大手銀行(DBS、OCBC、UOB)は今週か来週早々、第4四半期の決算を発表する。債権の不良化で各行とも貸倒引当金を増額する可能性がある。

 

3行の株価は低水準で推移しており、過去1年間の最高と最低では30%強の開きがある。投資ファンドは厳しい予想を立てているが、危機的状況には至っていないとアナリストはみている。不良債権比率は依然低く、資本金は余裕があるからだ。

 

アナリストによれば、先の国際金融危機以降、地場銀行では貸付残高の増加率ほど、引当金、利益は増加していない。過去5年間の貸付残高増は短期金融である貿易金融がけん引したためだ。DBSの貿易金融残高は500億Sドル(約4兆465億円)で、貸付残高の18%。

 

アナリストは地場3銀行の引当金水準を貸付残高の0.7%と推測している。2008年並みだ。09年は1.32%だった。

 

スイス系UBSの資産運用部門アナリストは不良債権比率を1.1%と見積もっており、今年は1.39%になると予想している。急な増加でなければ市場には懸念材料にならないという。

 

第3四半期のOCBCとUOBの不良債権比率は前期より上昇した。石油・ガス関連業者に対する債権の不良化が原因。一方、金利は上昇基調にあり、金利のさやは拡大する見通しだ。

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