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社会

2011年12月14日

路線バス運行、セランゴール州でも停止

〈クアラルンプール〉
路線バス会社のコンソーシアム・トランスナショナル(KTB)は、12月13日付けでセランゴール州における「シティライナー」バスサービスを停止すると発表した。
8万人の利用客に影響がでると見られる。KTBはケダ州やパハン州でも運行停止に踏みきっており、消息筋によると事態を重く見た政府はバス会社に対する緊急の金融支援などを検討しているようだ。
KTBのハスマディ・ハシム取締役は、運行停止の理由として運営コストがかさんだことによる経営難を挙げ、セランゴール州での事業では年間800万リンギ(約1億9,600万円)の損失を計上していると述べた。KTBは2010年5月以降、継続してセランゴール州政府と公共陸運委員会(SPAD)に対して補助金の支給などの救済策を求めているが、反応はないという。
同取締役は、低い料金でサービスを提供している路線バス会社に対して連邦政府または州政府が補助金を出すべきだと指摘。政府が料金を決定しているために低い料金でしか運営ができず、損失額が膨れ上がる原因となっていると述べた。過去30年間で、路線バスの利用料金は50センしか値上げがされていないにも関わらず、ディーゼルの燃料は約700%値上がりしたという。
SPADのアズハル・アハマド最高執行責任者(COO)は、各州の路線バスサービスがコスト増大による経営難を理由に停止されている件について、国家経済委員会(NEC)に対策検討を要請すると述べた。
公共輸送機関所有会社の国営シャリカ・プラサラナ・ネガラ(SPNB)は民間の路線バス会社2社との間で、首都圏クランバレーにおける路線やインフラの共有について交渉を進めており、3カ月以内に結論がでる見込みだ。交渉を行っている2社はセタラ・ジャヤとシャリカット・レンセン。

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