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経済

2011年12月1日

新格安航空ターミナル、建設費が大幅上昇

〈クアラルンプール〉
空港運営のマレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)がクアラルンプール新国際空港(KLIA)で建設中の新格安航空ターミナル(LCCT)「KLIA2」の建設コストは36億~39億リンギ(約873億~約945億円)となる見込みだ。
「KLIA2」では是非を巡って議論となっていたエアロブリッジ(搭乗橋)も建設されることになり、2013年4月の運用開始が予定されている。当初予定されていたコストは20億リンギ(約485億円)で今年9月の完成が見込まれていた。エアロブリッジの建設コストは1億リンギ(約24億円)。
MAHBのバシル・アハマド社長はコストについて、当初予定よりも大きな面積のターミナルの建設が決まったため、予算を元に考えていた土地面積から3倍の大きさの土地を確保した点と、管制塔や滑走路の建設、自動化された荷物管理システムの整備などで追加コストが必要になったと説明した。
KLIAとターミナルを結ぶ高速道路(15キロメートル)の建設コストは5億リンギだという。
同社長によると、当初の予定よりも建設が遅れている理由としては入札プロセスや計画の変更に時間がかかったため。MAHBのファイザル・マンソール最高財務責任者(CFO)によると、MAHBは「KLIA2」建設資金調達のため、追加の借り入れや株式発行を行うことが可能という。
■搭乗橋は利用せず=エアアジア■
格安航空会社エアアジアのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は、「KLIA2」に建設されるエアロブリッジについて、利用する予定はないと表明した。
同CEOは、過去10年間エアロブリッジの利用なしに1億3,000万人の利用客にサービスを提供してきたとコメント。空港を利用する顧客(格安航空会社)がいらないと言っているにも関わらずMAHBがエアロブリッジの建設を進めるのは理解できないと述べ、シンガポールの格安航空ターミナルにもエアロブリッジは整備されていないとした。

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