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2012年11月26日

「日本名門酒会シンガポール大試飲会」開催

11月23日、ラッフルズシティー・コンベンションセンターで「日本名門酒会シンガポール大試飲会」が開催され、多くの日本酒ファンでにぎわった。
開会の挨拶で日本名門酒会の飯田永介氏は「日本名門酒会からシンガポールへ日本酒を輸出開始してから21年。日本酒がシンガポールにこれほどまでに広まり、純米酒や大吟醸といった高品質の日本酒が親しまれていることをうれしく思います。これは当地で日本酒・日本の食品輸入を手がけるタネセイ・トレーディングさんの啓蒙努力の賜物です。これからも日本酒を通じて日本とシンガポールの文化交流を続けたい」と述べた。

来賓の鈴木大使は「日本からシンガポールへの日本酒の輸出が増えている。シンガポール人の方々が吟醸、淡麗などと話しているのを聞く」と、シンガポールにおける日本酒の浸透について印象を語った。

主催のタネセイ・トレーディングのジェンソン・チュア・ウィーチン氏は、シンガポールでの日本酒の人気について、シンガポール人の日本文化への興味が日本酒と結びついたと語る。「シンガポール人は元々日本の文化に対する関心があります。そんな中から日本酒に注目し、その味を気に入り、今の人気に結びついていると思います。シンガポール人に人気なのは純米酒。リッチかつ飲みやすい酒が人気ですね。また震災の被害を受けた東北地方をサポートしたいという思いから、東北の日本酒を飲む人も多いです」。
今回の大試飲会では日本各地の14の蔵元から、55種類の日本酒が紹介された。

新潟県の白瀧酒造は「上善如水」を10年以上シンガポールに展開してきている。代表取締役の高橋晋太郎氏は「シンガポールは市場規模は小さいのですが、お客様の質がいいと感じます。まとめ買いをされる方やリピーターも増え、アジアではトップクラスになりつつあります。『上善如水』は日本酒を飲んだことがない人にもおすすめの日本酒であり、漢字を使う国では、中国語読みでも認知されやすいです」。
宮城県の一ノ蔵は日本名門酒会を通じてシンガポールへ進出し、約20年になる。「シンガポールでは約10年前から戦略を立て、イベントなどへ出展してきました。シンガポールの伸び率は国別では群を抜きます。主力の辛口特別純米酒は、冷やしてよし、常温でよし、熱燗にしてもよしという酒です。食中酒として料理の味を邪魔せず、味を引き立て、なおかつ酒が進んで飽きがこないという酒をめざしました」(株式会社一ノ蔵・三浦博光氏)。
愛媛県の梅錦もシンガポール進出してから約20年となる。「フルーティーで飲みやすいのが『梅錦』の特長です。シンガポールは当社にとってアメリカに次ぐ市場で、アジアではトップです」(梅錦山川株式会社・森安芳勝氏)。梅錦は愛媛の名産品である伊予柑からつくった地ビールや梅酒も紹介した。
タネセイ・トレーディングが主催する「日本名門酒会シンガポール大試飲会」は前回は1997年に開催され、今回は15年ぶりの開催だった。

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