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経済

2013年8月20日

自動車燃料としての高圧ガス、役割が縮小

自動車燃料としての高圧天然ガス(CNG)にかつての輝きはなく、役割が日々縮小している。政府施策の変更が主因だ。
タクシー会社のトランス・キャブを経営するテオ氏は西部に世界最大のCNGスタンドを整備。2014年にはCNGを燃料とするタクシーを8,000台、運 営する計画だった。しかし夢ははかなく消え、現在保有する4,500台のうちCNG方式は2,000台。3~4年後にはゼロになる見通しだ。
政府は、ガソリン車との比較でCNG車両はそれほどクリーンではないとの判断に基づき昨年1月、CNGに関税を課し、またCNG車両を優遇した制度を廃止し、二酸化炭素排出を基準にした措置を導入。この結果、自動車燃料としてのCNGの人気が急落した。
価格面でもCNGは軽油より高く、バス会社などにとりCNG車両に改造するメリットはない。
プライム・タクシーでは900台のタクシーのうち、4年前はCNG方式が75%だったが、現在は10%以下。経営者のネオ氏によれば、CNG車両は故障が多く、またスタンドが少ないため燃料補給が不便だ。
CNG改造キット業者、Cメルチャーズの幹部は「政府支援がなければCNGの普及は困難」とコメントした。

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