シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPファッションブランドKENZOがワイナリーのKENZOに敗訴

経済

2013年8月2日

ファッションブランドKENZOがワイナリーのKENZOに敗訴

米国カリフォルニア州に本拠を置くワイナリー、ケンゾーエステイト(Kenzo Estate)がシンガポールへ進出するにあたり、パリを拠点とするファッションブランド、ケンゾー(Kenzo)からトレードマークが似すぎていると訴 えられていたが、このほど、ケンゾーエステイトの使用が認められた。
ケンゾーエステイトはゲームメーカー、カプコンの創業者である辻本憲三氏が2008年にカリフォルニア州で設立したワイナリーで、そのワインは米国や日本でミシュラン星を持つレストランなどでのワインリストに加えられている。
高級ファッションブランドのケンゾーはシンガポールでは、ニーアンシティモールに店舗を持つ。ケンゾーエステイトに対し、KENZO ESTATE というトレードマークは消費者が、ファッションブランドのKENZOと混同すると訴えた。ケンゾーはファッションだけでなく、スポーツウェア、靴、家具な ども展開しており、アルコール飲料にもブランド名を冠したものがあるため、ワイナリーとも関連があると思われてしまうとケンゾーは懸念していた。
一方、ケンゾーエステイトの弁護士はこれら2社のロゴはまったくデザインが異なるものであり、また、ケンゾーという名前はごく普通の日本人男性の名前であり、創業者の名称に過ぎないと反論した。
この登録商標に関する審判においてケンゾーエステイトの主張が認められた理由として、シンガポールには同名称で異業種という例は多くあり、この2社の場合は扱う商品が異なるため洞察力がある消費者は2つのブランドをちゃんと区別できるという点が示された。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPファッションブランドKENZOがワイナリーのKENZOに敗訴