シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP12月の銀行融資残高、企業向けは前月より減少

金融

2015年2月2日

12月の銀行融資残高、企業向けは前月より減少

銀行による企業向け融資が縮小傾向にある。シンガポール金融管理庁(MAS)によると、昨年12月の銀行の融資残高は6,080億Sドル(約52兆7,124億円)で、前年同月比5.9%の増加だった。2010年5月以来の小幅増加率だ。

企業向け融資残高は前月比で0.4%減の3,720億Sドル(約32兆2,517億円)。製造業向けは6%の減少だった。貿易金融は4ヵ月連続で減少。企業向け融資の4分の1を占める建設業向け融資は0.9%増加した。前年同月との比較では企業向け融資残高は6.4%の増加で、10年8月以来の低増加率だった。

個人向け融資残高は前月比0.5%増の2,360億Sドル(約20兆4,608億円)だった。融資の4分の3を占める住宅ローンの増加によるもの。

一方、経済開発庁(EDB)が行った業況見通し調査では、製造業者のうち昨年第4四半期と比べ今年上半期の業況は改善するとした企業は10%、悪化すると回答した企業は13%で、業況判断DIはマイナス3%。

最も悲観的なのは電子と輸送エンジニアリングで、海洋・オフショアエンジニアリング業者は原油値下がりでリグ(油井掘削装置)の受注減を予想している。

その他製造・雑貨は楽観派が多い。春節で需要の増加を見込んでいるためだ。

サービス業は悲観派が楽観派を上回っており、業況判断DIはマイナス4%だった。

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