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経済

2015年12月10日

来年の賃上げ、今年より小幅の見通し

〈シンガポール〉

シンガポールにおける来年の賃上げ幅は今年をやや下回る見通しだ。人材サービスのコーン・フェリー・ヘイ・グループの調査によると、来年の予想賃上げ幅は4%と、今年の推定4.4%を下回ると見込まれる。景気動向が思わしくないため企業が慎重になっているためだ。 同グループは110ヵ国の2万4,000社で働く2,000万人余りを調査した。

 

物価上昇率(推定0.3%)を考慮したシンガポールの来年の実質賃上げ幅予想は3.7%になるという。今年の実質賃金上昇率には言及していないが、シンガポール人材開発省によれば、実質賃金上昇率の中央値は5.4%。

 

来年の全世界の実質賃金上昇率予想は2.5%と過去3年間で最も高いが、シンガポールを下回る。しかしアジアの賃金上昇率は高く、実質で4.2%になる見通しだ。

 

特に大幅な上昇が見込めるのはベトナム(7.3%の予想)、中国(同6.3%)、タイ(同6.1%)だ。中国について同グループは、経済は減速しているが、技能労働者の需要が増大しており、雇用は拡大するとみている。

 

来年の賃金上昇率予想で、名目ではインドが10.3%と最も高いが、物価上昇率は5.6%と予想されており、実質上昇率は4.7%になる。

 

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