シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP国内での自殺が深刻化、1日当たり2件発生=NSRM推定

2011年2月12日

国内での自殺が深刻化、1日当たり2件発生=NSRM推定

〈ペタリンジャヤ〉

マレーシア国内では1日当たり2件の割合で自殺が起きており、専門家は不審死の件数を含めるとさらに多いと指摘している。年代別では16~25歳の自殺が最も多い。

自殺の原因としては10代の若者では学校によるストレス、若年層では職場での問題や家族の問題、人間関係の破綻などがあるという。

マレーシア国立自殺記録所(NSRM)の推定では、昨年1~8月の間に425人が自殺し、月間平均では60件となっている。マレーシア国民大学(UKM)教授、T.マニアム博士は、マレーシアでの自殺発生率(1990~2000年)は10万人につき10~13人で、米国での発生率とほぼ同じだと指摘した。世界的に見ると中程度の比率であるが、死者の家族が自殺と認めないなどの不審死のケースを合わせるとさらに比率は高くなるという。

自殺未遂が犯罪とされているマレーシアでは、宗教上の理由から家族が自殺を届け出ないこともある。

自殺を食い止めるための団体、ビーフレンダーズ・マレーシアは、インターネット上で、自殺志望の若者と繋がりを持ち、助けを求めるためのパイプラインとなるための活動を行っている。3月にはソーシャル・ネットワーキング・サイトの「フェイスブック」を通じた自殺防止活動を開始する計画だ。

ビーフレンダーズ・マレーシアによると、ソーシャル・ネットワークやウェブサイト、ブログなどで自殺願望を表明する若者が増える傾向にあり、ビーフレンダーズにも月間約100件のメールが届くという。知らない人にメールを通じて人間関係の悩みを相談することが容易だと感じる場合が多いといい、自殺予防に繋がると期待されている。

マレーシアでは学問重視の教育が行われてきたために、若者が職場や家庭などで人間関係の問題が起きた際、ストレスに対処する方法がわからず自殺を選ぶケースも多いという。

ビーフレンダーズはウェブサイトのほかに24時間のホットライン(03-7656 8145)も設けている。

提供:マレーシアナビ!

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