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社会

2014年9月15日

二酸化チタン使った画期的水処理膜、NTUのスン准教授が開発

二酸化チタンを含む画期的な水処理膜を南洋理工大学(NTU)土木・環境工学大学院のダレン・スン教授が開発した。
水処理膜とは細かな穴を持つ膜で、穴を通り抜けることのできない不純物を除去するため汚れが付着する。
このため蓄積した汚れの除去が必要で、化学処理に高額の費用が掛かる。スン氏が開発したのは二酸化チタンを含む膜。二酸化チタンは太陽にさらされると化学反応を起こし、集積した汚れを除去する。
スン氏は「都市に居住する住民が世界的に増え、廃水の量も増加する。コスト効果の良い水処理技術が必要になっている」と語った。スン氏は汚水が原料のニューウオーター事業にかかわった研究者。
通常のポリマー膜は2~3年ごとの交換が必要。スン氏の膜はこの2倍は利用可能な見通しで、しかも壊れにくいという。
繊維がナノ構造のため、短時間で水が膜を通過するため、ポリマーやセラミックの膜より、10倍速く汚水を処理できる。このため小規模の浄水施設で大量の水を処理できるという。
NTUを母体とする新興企業のナノ・スンが販売に当たる。広州の製紙工場など複数の企業と既に納入契約を交わした。研究開発に際し公益事業庁(PUB)および国家研究庁から資金援助を受けた。

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