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社会

2013年3月6日

法令順守・リスク担当職員の需要、金融分野などで急増

コンプライアンス(法令順守)やリスク対策に当たる人材の需要が、銀行・金融および商工業分野で急増しつつある。
人材仲介のロバート・ハーフによると、金融サービス分野では法令順守、リスクの専門職者に対する過去1年間の需要が、前年より50%、商工業では80%増加している。同様の傾向は日本、香港、上海でも見られるという。
需要増の背景にあるのが新規制、規則の導入だ。企業はバーゼル3(銀行の自己資本比率に関する国際的ルール)や、欧州で導入予定のソルベンシー規制(ソルベンシー2)、米当局が国外の金融資産に関し包括的な源泉徴収を課す外国口座税務コンプライアンス法規定などの順守を義務付けられるからで、ロバート・ハーフ・シンガポールのタン取締役によると、企業はこうした業務を社内で行う傾向を強めている。
ロバート・ハーフがシンガポールの最高財務責任者(CFO)、財務担当取締役300人を対象に実施した調査でも、ほとんどの企業が、法令順守・リスク担当社員の増員か現状維持を表明している。
これら専門職者は売り手市場で、賃金も上昇が期待できる。法令順守職員の場合、年収予想は昨年の9万Sドル(約673万円)に対し、今年は10万Sドル(約758万円)。

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