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金融

2013年2月19日

「点心債」市場、銀行以外の参入も

中国工商銀行(ICBC)シンガポール支店が中国人民銀行(中央銀行)から人民元の決済行に認められたことで、地場銀行以外の一般企業も元建て起債に乗り出す可能性が高まった。中国国外での元建て起債は「点心債」と呼称されている。
地場大手行は既に点心債を発行しており、最近ではOCBCの香港支店が3.5%の利率の7年物債を5億元(約74億円)、発行した。OCBCによる点心債発行は2度目。
英系HSBCによれば、昨年の点心債発行額は計2,750億元(約4兆円)で、今年は2,800億~3,600億元(約4兆1,800億円~5兆3,750億円)が予想される。元の国際化が進み、また中国が資本市場の開放を加速していることが増加予想の根拠だ。
大華銀行(UOB)香港支店は初の1年物点心債(4億元、約59億円)を昨年11月に発行。DBS中国支店はこれまでに中国国内債を20億元(約298億円)発行している。
DBSによれば、シンガポールでは今後、大中華圏以外の多くの銀行、企業による点心債発行が期待できる。
銀行以外で唯一、点心債を発行したシンガポール企業は、政府投資公社(GIC)が出資するグローバル・ロジスティック・プロパティーズ。
点心債の魅力は利回りが良好なことで、元高による為替差益も見込める。償還が米ドル債と比べ短期なのも人気の理由だ。

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