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金融

2013年1月22日

F&N買収合戦、OUEが撤退表明

飲料大手フレーザー・アンド・ニーブ(F&N)買収合戦で、タイ財閥のジャルーン氏側が21日、株式買い取り提示価格を1株9.55Sドル(約700円)に引き上げたのに対し、オーバーシーズ・ユニオン・エンタープライズ(OUE)を中核とする連合体は対抗価格の提示を断念した。ジャルーン氏側はF&N発行済み株式の40.6%を保有(買収提案への応募分を含む)しており、50%を超えた時点で買収が成立する。
ジャルーン氏はTCCアセッツを通じ買収を提案している。F&Nの全株式を取得した場合の費用は137億5,000万Sドル(約1兆37億円)で、シンガポールで最大の買収劇になる。
TCCアセッツは昨年9月、F&Nに対し1株8.88Sドル(約650円)で買収を提案。これにOUEが9.08Sドル(約660円)の価格で対抗した。しかし双方とも応募受付期限を延期するだけの、活気に欠けた袋小路の状態が続いたため、証券業審議会(SIC)が競売方式で決着をつけるよう指示。1月21日は競売手続きの初日だった。
OUEは、TCCを上回る価格では買収費用がかかりすぎると撤退の理由を説明した。ジャルーン氏はビール醸造のタイ・ビバレッジを経営している。

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