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経済

2011年12月7日

不動産投信首脳、ビル買収を釈明

ケッペル・ランドを親会社とする不動産投資信託、K・REITアジアは、オフィスビル「オーシャン・フィナンシャル・センター(OFC)」の権益87.5%をケッペルから15億7,000万Sドル(約954億円)で取得したが、オフィス市況は下向いており、価格が高すぎるとの批判にさらされた。
これについてK・REITのン・スエリン最高経営責任者(CEO)は12月5日、会見を開き、同社の方から買い取りをケッペルに提案したことを明らかにした。
「ケッペルにとりうまみのある取引」との指摘に対しン氏は「ロビンソン・ロードの土地価格はピーク時で1平方フィート3,120Sドル(約19万円)しており、2,380Sドル(約14万5,000円)は安いと判断した。しかもOFCは国内で最高のビルの一つだ」と反論した。
購入資金調達のための株主割当(20口に対し17口)は既存投資家の利回り低下につながるが、ン氏は「保有不動産を増やすために、資金調達は欠かせない」と述べた。
買い取りに先立ち、K・REITは内国歳入庁(IRAS)に、OFC所有権が有限会社から、有限責任事業組合(LLP)に移行した場合、OFCからの賃貸収入が非課税になるか、質問しており、非課税対象になり得るとの回答を得ていた。このため真剣な購入交渉を開始したという。

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