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金融

2011年12月14日

米ドルが立ち直り、上昇は来年初頭までか

下落を続けていた米ドルが持ち直しており、この傾向は来年も続く見通しだ。しかしユーロ圏の危機に対する解決方法で合意があれば、米ドル以外の通貨の需要が高まる可能性があり、米ドル上昇は長くは続かないと見るアナリストが多い。
スイス系UBSの外為アナリストは「来年上期は米ドル高になる。下期にはシンガポール(S)ドルが上昇する」との予想を示した。
今年9月まで、米ドルの上昇を予想したアナリストはほとんどいなかった。8月末の相場は、1米ドル=1.2027Sドル(約72円)で、今年に入りSドルは米ドルに対し6%上昇した。
しかし欧州連合(EU)加盟国の財政危機で、世界で最も流動性のある米ドルが再び買われ始めた。投資家がほかに投資できる通貨がほとんどないことも要因だ。
12月12日の相場は1米ドル=1.298Sドル(約78円)で、年初より米ドル高だ。DBS銀行、UBSとも年末の相場予想を、以前より米ドル高に修正した。
ノムラの外為ストラテジストによると、米ドルはこの先1~2カ月、大幅上昇が予想される。みずほのエコノミストも、来年初頭まで米ドル買いは続くと見ている。
シンガポール金融管理庁(MAS)は2カ月前の会合で、より緩やかなSドル高政策を決めていた。

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