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金融

2011年12月21日

銀行の融資残高増、来年は鈍化の見通し

世界的景気低迷を受け、DBSグループ、OCBC、大華銀行(UOB)3行の来年の融資残高の増加率は前年比8~12%に鈍化する見通しだ。今年の増加率は推定26%。
DBSビッカーズ証券のアナリストは「来年上半期の景気は横ばいが予想される。景気動向と融資は4~6・四半期のずれがあるため、上期の融資は比較的堅調で、下期に悪化する」との見通しを示した。3行の融資残高は8%の増加が予想されるという。
シティバンクのアナリストは8.3~9%の融資残高増を予想している。一方、マレーシア系CIMBのアナリストは10~12%増とやや強気だ。欧州の銀行が資金を引き揚げる可能性があり、シンガポールの銀行にシェア拡大の機会がもたらされるという。
銀行システムの預貸率はシンガポール(S)ドル建ての70%に対し、Sドル以外の通貨は9月末時点で124%と、信用供与が預金残高を上回っている。
分野別で特に、来年の融資減速が予想されるのは住宅ローンと商業向けで、DBSビッカーズは住宅ローン残高について6~8%の増加予想だ。住宅ローンは銀行融資残高の22~28%を占めている。
商業向け融資は今年、貿易金融引き受けで急増したが、来年は急減する見通しだ。

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