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金融

2011年12月1日

8月以降のSドル安、輸出業者には朗報

為替相場が事業体の経営に影響している。Sドルは対米ドルで8月以降、下落を続けており、11月29日は1米ドル=1.2939Sドルと、8月と比べ8%のSドル安だ。ユーロ圏における財政危機のあおりで、安全資産とされる米ドルが買われたためだ。
輸出業者にはSドルは朗報だが、輸入品のうち一次産品はほとんど米ドル建てで、石油、鉄鋼、プラスチックなどの輸入部品を利用している業者には望ましくない事態だ。
携帯電話機部品を製造しているインタープレックス・シンガポールは、Sドル安で利益は10~50%減少するという。
ガン・チンイアン代表は「ヘッジ手段を講じる資金的余裕はなく、その知識もない」と語った。
米国製ソフトウエアの再販業者アドバンスト・テクノロジー・エンタープライズによれば、仕入れ価格は4~5%上がった。船舶用電子機器のジェーソン・マリーン・グループは海上輸送費の上昇を指摘した。
香港やインドネシアと取引があるネットワーク・エクスプレス・クーリエ・サービシズは1997年のアジア通貨危機以降、Sドル建てで取引しており、米ドル高の影響を回避できたという。
メイバンクの外為アナリストは、来年3月末までSドルが上昇する可能性は低いとの見方を示した。

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