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金融

2011年12月15日

モルスタめぐる訴訟、NYの連邦裁判所が厳しい判断

米投資銀行モルガン・スタンレーが発行を請け負った仕組み商品、ピナクル・ノーツの償還価値がなくなり、損害を被ったシンガポールの投資家18人がニューヨークの連邦地方裁判所に損害賠償を求め提訴した件で、連邦裁判所は訴訟受け入れを決定したが、モルガン側は裁判管轄権はシンガポールにあるとして、差し止めをシンガポール高等裁判所に請求した。
これに対し連邦地裁のサンド裁判官は12月12日「モルガンのシンガポールでの手続きは、ニューヨークでの審理を妨害するための、いまいましい手段」との表明した。
投資家が被った損害額は計1億5,470万米ドル(約120億4,700万円)。原告によると、モルガンはピナクル・ノーツを組成した際、すべての投資金がモルガンの手に渡るように仕組み、商品説明書で虚偽の表示をしたという。
地裁での裁判実施決定に対しモルガンは「原告は全員シンガポールを拠点としており、シンガポールで商品を購入した」と反論している。
サンド裁判官は「原告が主張するモルガンの詐欺行為のほとんどはニューヨークで起きており、シンガポールの裁判所ではモルガンの元従業員を召喚することが困難」などを根拠に、ニューヨーク地裁での審理を決定していた。

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