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金融

2009年12月15日

バイアウトファンド、淘汰の時代に

世界的な資金不足で、借入資金により企業買収を行うレバレッジド・バイアウト・ファンドは淘汰の時代を迎えることが確実で、オブザーバーは、この先数年で少なくともファンドの20%~40%は退場を余儀なくされると予想している。資金源だった西側諸国、中東で投資に振り向ける資金が枯渇しつつあるからだ。
調査会社の英米ディール・ロジックによると、未上場企業に投資するこうしたプライベート・エクティー(PE)ファンドによる今年の投資額は655億米ドルと、昨年の34%にとどまった。
PE業者アクティス・キャピタル幹部は「運用成績が悪いファンドにはもはや資金は集まらない」と述べた。他社との合併か閉鎖しか選択肢はないようだ。
シンガポールのサラトガ・ファンド創業者のケイ・モック氏は「PEファンドの運営業者が集められる資金は少額になる。また業界への新規参入はほとんどなくなる」との見通しを示した。
中東・北アフリカで今年1~9月の間に設置されたファンドは12件と、前年同期の3分の1だった。
こうした中、アジア太平洋地域は投資先として比較的有望と見られており、一部の投資家は資金を小規模のファンドやアジア投資ファンドにシフトしている。

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