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経済

2010年4月30日

実質GDP、過去最高水準を回復

シンガポール金融管理庁(MAS=中央銀行)が4月28日公表した経済報告によると、第1四半期の実質国内総生産(GDP)は推定630億Sドル(約4兆3,237億円)で、過去最高だった2008年同期を2.8%上回った。成長をけん引した部門は好調を継続する見通しで、この先数四半期も経済活動は活況が予想されるという。

一方で労働市場の供給ひっ迫で賃上げ圧力がかかっており、消費者物価指数(CPI)は第4四半期までには4%の高水準に達する可能性がある。

政府は先に、今年のGDP増加率予想を7~9%へ上方修正しており、これを受けMASは金融引き締めの方針を打ち出した。

世界経済全般についてMASは「複数の先進工業国で国家債務不履行のリスクがあるものの、国際環境は大きく改善した」と楽観姿勢を表明した。

今年の経済について、製造、卸売り、運輸・倉庫など貿易関連分野がけん引するとの見通しを示した。国内電子・精密エンジニアリング部門は、携帯パソコン、高機能携帯電話需要(特に中国と米国)、またサーバーなど法人からのシステム改善需要に支えられるとした。

住民の失業率は金融危機以前の水準に落ち着いており、賃上げ圧力が予想される。物価上昇要因としては、原油、食品、乗用車の値上がりが挙げられるという。

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