シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP憲法修正を承認、野党議員を増員

政治

2010年4月28日

憲法修正を承認、野党議員を増員

国会は4月26日、憲法修正案を圧倒的多数で承認した。与党以外の意見を国政に反映させるための修正で、非選挙区議員(NCMP)の枠を6人から9人に増員する。また、党派にとらわれない客観的意見を国会に多く取り入れるための、選挙によらず議員を任命する指名議員(NMP)制度を恒久的措置として、選挙ごとに個々のNMPについて国会の承認を求める手続きを廃止する。

修正案をめぐって白熱した論議が展開されたが、ウォン・カンセン内相は「政治的安定を維持しつつ、多様な意見を国会に期待している国民の要望を配慮した」と説明した。

NCMPは野党の落選候補のうち、得票数の多い者を国会議員に任命する制度。NMP同様、憲法修正案、内閣不信任案については投票権を与えられない。

○タバコ規制を強化
ほかの修正案も提出された。禁煙法改定案では、煙の出ないたばこ、禁煙補助薬ニコチンキャンディー、吸引式粉末たばこ、薬草たばこの禁止が盛り込まれた。

「ライト」「マイルド」などの誤解を招く表示も禁止される。商標であっても使用禁止の対象で、「マイルドセブン」などの商品名は使えなくなる。

○マンションの一括売却規則を改定
コンドミニアムなど、区分所有権の建物を多数の総意で売却する一括売却に関する規則の改定も提案された。売却を希望しない所有者の権利保護が目的。

所有者総会で一括売却の同意が得られなかった場合、その後2年間は、売却手続きに当たる委員を再任するための総会開催に必要な所有者の割合を50%と、通常の2倍に引き上げる。

区分所有権庁(STB)の権限を弱め、紛争について裁定を下す権利をはく奪する。仲介機能は引き続き付与するが、仲裁期間は60日以下に制限し、これを過ぎた場合、当事者は高等裁判所に提訴できる。紛争の速やかな解決が狙い。

○刑事訴訟手続き法も改定
改定案では、現行の禁固刑、罰金、むち打ち以外に、裁判官は社会奉仕など多様な罰を柔軟に選ぶことができる。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP憲法修正を承認、野党議員を増員