シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP華人の氏族組織、若者の加入が増加

社会

2010年4月27日

華人の氏族組織、若者の加入が増加

同じ地方の出身者や同族者で構成する氏族の組織(会館または公会)に加わる、20、30歳代の国民が増加している。自分のルーツの伝統を知りたい、また中国とのビジネスに役立てない、などが動機だ。

地元紙が取材した20の支族組織のうち、過去2年間に若者の会員が増加した組織は17。会員数8,000人を誇る最大組織、新加坡潮州八邑会館では30歳代の会員が2008年以来、数十人から数百人に増加した。

海南会館でも35歳以下の会員がふえており、1月には24歳の理事2人を選出した。会館始まって以来のこと。

福建会館では新規加入者が年220人から500人に増加した。新会員のうち35~45歳の割合は90%。

支族組織は一時、衰退をたどり、1980年代は300あった組織も、現在は200。理事の高齢化も進んでいる。危機感を抱いた支族組織は青年部を設けるなど募集活動を強化した。

支族組織と中国とのつながりが若者にとって魅力のようだ。客家の組織、チャー・ヨンは世界規模で青年部を設け、ビジネスなどで中国内の拠点との連携を強めている。中国への留学を希望する学生に奨学金を支給している組織もある。

文化を知りたいなど、自分のルーツとのつながりを強めたいとの思いから組織に加わる者もいる。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP華人の氏族組織、若者の加入が増加