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金融

2009年10月7日

融資の低迷が悩みの種、銀行業界

各国の金融当局は銀行の資本強化に向けた話し合いを重ねており、いずれ新たな指針が合意される見通しだが、シンガポールの銀行は資本金が健全のため、影響はほとんど出ないと予想される。
DBSグループ・ホールディングス、UOB銀行、OCBC銀行の資本金のうち、基本的項目(Tier1)の比率は12.6~15.4%と、規定(6%)の2倍ある。
野村アジアのアナリストは「MASの規制は厳格で、新たな指針が策定されても、シンガポールの銀行の業務に大きな影響が出る可能は低い」との見通しを示した。
世界の金融当局は流動性の枯渇問題に対処するため、最低流動性に関する指針の導入を検討しており、MASも協議に参加している。
シンガポールの銀行にとり悩みの種は貸出残高の伸びが鈍いことだ。8月の銀行の貸出残高は2.5%増にとどまった。
BNPパリバのアナリストも「地場銀行のバランスシートは堅固で、資本金調達の必要はない」とコメントした。
豪州マッコーリー銀行のアナリストによれば、DBSは資本の運用先を見つけるのが困難との問題に直面している。コー・ブンフィー会長も最近、「将来、銀行は世界同時不況が発生する前のような、儲けの大きいビジネスではなくなる」との見解を示していた。

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