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金融

2010年4月20日

アジアに投資するヘッジファンドが急減

米国発の金融危機の影響で、2008年と09年はアジアに投資するヘッジファンド多数が消滅した。しかしシンガポールではファンド数は増加した。

ヘッジファンド情報のGFIAによると、アジアに投資するヘッジファンドで破たんしたのは、08年が前年の2倍強の129本で、全体の19%。09年はやや状況は改善したものの、全体の12%にあたる82本のファンドが閉鎖された。

GFIA代表のダグラス氏は「過去2年の業務環境は、特に小規模ファンドにとり厳しかった。先行き不透明な中、出資者は運用成績の悪化を我慢できず解約に走った」と語った。

運用成績が振るわなければ成果報酬は得られず、営利事業として存続は困難で、不採算ファンドの閉鎖をファンドマネジャーは迫られた。

特に投資環境が厳しかったのは危機が発生した08年で、複数の国で空売りが禁止され、一部のヘッジファンドはロングポジションと空売りを組み合わせる戦略をとれなくなった。

また米国でナスダックの元会長、マドフ容疑者による世界的規模のねずみ講事件が明るみに出て、ファンドへの信頼が揺らいだ。

一方、シンガポールを拠点とするファンド数は07年の94本に対し、08年は112本、09年は132本と、ファンド誘致で成果を上げている。

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