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金融

2010年4月13日

金融危機への取り組み、中銀総裁が総括

シンガポール金融管理庁(MAS=中央銀行)のへン・スイーキアット総裁は、2008年に起きた米国発の金融危機への対処を地元紙の取材で総括した。

危機のきっかけとなったのはリーマン・ブラザーズの破たんで、保険最大手だったアメリカン・インシュアランス・グループ(AIG)も危機に陥り、予測不能の事態に陥った。ヘン総裁は「どんな変化が起きているのか、どれほどの影響があるかを理解しようと努めた。断固とした措置を講じ、ぶれないこと」との方針を決め政策を講じたという。

最重要施策として講じたのは、◇マクロ経済とシンガポールドル相場の安定◇銀行システムの安定確保◇AIG問題による影響への対処◇リーマン・ミニボンドを購入した投資家の保護――。

AIGが破たんの危機に直面した時、AIG子会社であるAIAの生命保険に加入していた多数の国民が解約に走ったが、AIAのシンガポール業務は健全との声明をMASは発表し沈静化に成功した。

リーマン・ミニボンド問題では、老後の蓄えをこの金融商品に投じていた高齢者も多く、社会問題化したが、金融機関の側に強引な販売手法があったことが判明し、金融機関も返還努力を約束。投資家の少なくとも80%が投資金の半分以上を取り戻した。

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