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社会

2010年4月2日

遺言状の登録が増加、20歳代が書く例も

遺言書登録の「低年齢化」が進んでいる。遺言を書くのは病人か高齢者、というのは過去の話で、30歳代、さらには20歳代で遺言を残すケースが最近は見られる。

生活スタイルの変化で、伝染病やテロの危険がある地域へ旅行しなければならないといった事情がからんでおり、また投資などで若い時に財産を形成したため、愛する者、生活の糧を必要するものに財産を残したい、との思いから遺言を書く傾向が強まったようだ。法律事務所も遺言の書き方講習などで需要に対応している。

昨年、遺言登記所に登録された遺言書は8,258通。これに対し2001年は3,996通、05年は6,943通。

遺言書を書いた者の年齢に関する統計はないが、弁護士によると、10人のうち3人ほどは20歳代、30歳代。毎月、100件ほどの遺言書を扱う弁護士事務所によると、若い人は旅行する機会が多く、人生は予測がつかないことを知っているため、遺言を残す意義を理解している。

離婚や、前の結婚の時の子供を含む再婚夫婦の家庭の増加も遺言書増加の要因だ。誰に遺産相続させたいかを明確にできるからだ。

遺言書作成費用が低下したことも追い風だ。費用はかつて500~1,500Sドル(約3万3,000~10万円)したが、現在は100~200Sドル(約6,700~1万3,000円)。

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