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政治

2009年8月17日

海外からの移民を歓迎、リー顧問相

リー・クアンユー顧問相は8月13日、選挙区のタンジョン・パガーで開いた建国記念日の夕食会で恒例の演説を行い、海外から移民を受け入れる重要性を指摘し、「移民受け入れを拒否すると、日本と同様の歓迎されざるシナリオをたどる危険を冒すことになる」と警鐘を鳴らした。
リー氏はまた、中国との経済関係を重視しているため、英語と中国語を理解する国民をさらに育成すると述べたが、引き続き英語をシンガポールの中心的言語とすると表明。「国民にとり英語はキャリアを積む意味でも、出世にも必要」と強調した。
シンガポール在留の外国人は168万人。うち70%が更新が必要な就労査証の外国人で、残りが永住者(PR)。外国人が国民から仕事を奪ってしまうといった不満が国民の間にあるが、リー氏は「国民の能力向上に役立つ移民しか受け入れない」と語った。
移民受け入れの最大の理由は出生率の低下で、1人の女性が生涯に産む子どもの数は1.28人と、人口維持に必要な2.1人を下回っている。
リー氏は日本を引き合いに出し「移民嫌いであり、人口は減少する。最近、景気対策を実施したが、弱々しい回復しか達成でなかった」と指摘。移民を拒否すれば社会は高齢化し、経済は活力を失うと述べた。

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