シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPマレーシアF1チーム、費用は10億リンギ越えとの予想も

経済

2009年9月18日

マレーシアF1チーム、費用は10億リンギ越えとの予想も

〈ペタリンジャヤ〉
ナジブ・ラザク首相が9月15日に発表した、官民共同支援でのフォーミュラ・ワン(F1)参戦について、業界筋では参戦費用が10億リンギを越えると予想されている。2008年度のF1参戦チームの年間経費は4,560万米ドル(約41億円)から4億4,560万米ドル(約405億円)で、経費にはインフラ整備や、スタッフ・ドライバーの人件費、エンジンやタイヤなど消耗品費に研究開発費なども必要となる。
官民提携会社の「1マレーシアF1チーム」では、ハリラヤ(断食月明け大祭)後に関係各社間での協議を行い、出資者および初期必要経費の発表を行う予定だ。プロトン、エアアジア、ナザといった合弁出資社の金銭的関与の詳細についても今後決定されるという。
エアアジアのカマルディン・メラナン副最高経営責任者(CEO)は、マレーシア・チームのF1参戦は経済的効果を見込めるとコメントし、1,000万英ポンド(約15億円)がF1参戦用のロータス車の初期開発に費やされたことを述べたが、追加開発費については「時期尚早」として明言を避けた。
MIMBインベストメント銀行のアナリスト、ロスナニ・ラスル氏は、セパン・サーキットが3年で投資費用を回収した例を上げ、F1参戦による宣伝効果は国家とプロトンにとって多大だとコメント。プロトンがインドネシア、イラン、オーストラリアへの販促を行う中で、ブランド力向上のためには正しい出費だと意見を述べた。
OKSインベストメント銀行のアナリスト、アハマド・マグフル・ウスマン氏は、現時点ではプロトンからのF1参戦への出資は明らかにされておらず、出資をするとしても広告宣伝活動に限定されるのではないかとの予測を述べた。
一方、F1参戦には多大の費用がかかることから、結果が出なかった場合には国民の税金の無駄遣いにもなりかねないとの声も上がっている。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPマレーシアF1チーム、費用は10億リンギ越えとの予想も