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2009年9月3日

馬米FTA、米の対イスラムFTAのモデルに=MIER

〈クアラルンプール〉
米国がマレーシアと交渉を行なっている自由貿易協定(FTA)について、マレーシア経済研究所(MIER)のモハメド・アリフ専務理事は米国がこれを他のイスラム国との間で結ぶFTAのモデルにしたいと考えているとの見方を示した。
同理事は、ブッシュ前政権の下では東アジアは無視されたような扱いであったが、現政権は東アジアと経済的につながりを強めようとしていると分析。特にマレーシアは唯一の穏健派イスラム国であるため、マレーシアとFTA を結んだ上で他のイスラム国とのFTA 拡大を狙っていると語った。
また同理事はFTAについて、様々な交渉と譲歩が必要なものではあるが、大国との貿易を相互的、対等にするために非常にメリットのあるものであると説明。既に対米FTAを結んだオーストラリアや韓国においては、大国の圧力によって不利な協定を結ばされたという意見もあるが、交渉によって双方の要求を満たそうとするFTAは相互的で、片方に利益が偏るものではないと語った。
加えて世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)が決裂した現在、自由貿易を進めていくためにFTAが最も適切な協定であると指摘。他国に遅れをとらないためにも馬米FTA協定は進めていく必要があると語った。

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