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金融

2009年1月14日

外国投資のための窓口、MIDAに一本化 投資手続きを簡易化

〈クアラルンプール〉
通産省(MITI)は、外国投資の窓口をマレーシア工業開発庁(MIDA)に一本化し、外国投資誘致の競争力を高める方針だ。ムヒディン・ヤシン通産相が1月12日、明らかにした。
同相は、現在、海外投資家が投資承認を得るためには、通産省だけでなく、財務省からの承認も必要だと指摘。外国投資誘致の競争が高まっている昨今、手続きが簡略な香港やシンガポールのように、MIDAを投資の窓口として一本化し、投資に関する手続きを簡易化するべきだと語った。これを実現するため現在、MIDAについての法制改定案を作成中で、内閣で承認され次第、国会で審議に入る予定。MIDAの名称も「マレーシア投資開発庁」に変更する予定だ。
また、政府は製造業関係のサービス部門参入の自由化も検討しており、MIDAによる投資促進の誘致案がより拡充していくことを目標にしているという。2008年1~10月までに承認された投資プロジェクトは703件、563億リンギ(約1兆5,000億円)規模。前年同時期は781件、509億リンギ(約1兆3,600億円)で、2007年の総額は599億リンギ(約1兆6,000億円)を計上した。
ムヒディン大臣は、2008年に自由貿易協定(FTA)を利用して貿易を行った企業の数は、4,678企業にのぼり、輸出総額は491億リンギ(約1兆3,130億円)を計上したと報告。通産省は今年、37回のFTAに関する講習会を開催する予定だという。中小企業(SME)への起業支援融資については、2008年は 1,554件の申請のうち、1,374件、3,330万リンギ(約8億8,240万円)の融資が行われた。2007年度の510件、1,860万リンギ(約4億9,730万円)より51%の拡大を達成した。
MIDAは、マレーシア貿易開発公社(MATRADE)と協力し、2009年は10件の貿易・投資使節団を派遣する予定。訪問先は▽アルジェリア▽豪州▽英国▽中国▽エジプト▽ドイツ▽イタリア▽日本▽ロシア▽韓国▽米国▽ウクライナ▽インドネシア▽タイ――などを予定している。

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