シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP第4四半期のGDP、前期比で12.5%減少

経済

2009年1月5日

第4四半期のGDP、前期比で12.5%減少

通産省は1月2日、昨年第4四半期の国内総生産(GDP)は前期と比べ12.5%減少したと発表した。同省が1976年にGDP統計を取り始めて以来、最大の下落幅だ。前年同期比では2.6%の減少だった。
これを受け政府は通年のGDP成長率予想を従来のマイナス1~プラス2%から、マイナス2~プラス1%へ下方修正した。
金融機関のエコノミストは政府予想を「まだ楽観にすぎる」としており、最大5%のマイナスを予想している。これまでの最悪はドットコムバブルが崩壊した2001年のマイナス2.4%。しかしCIMB-GK証券のソン・センウン氏によれば、アジア通貨危機の時と比べ世帯負債は少なく、政府の財務基盤も強固な点が明るい材料だという。
第4四半期の製造業生産高は前年同期と比べ9%減少した。先進国の電子機器需要の落ち込みと精密エンジニアリング部門の生産減少が主因だ。
また経済成長をけん引してきたサービス分野が1.1%の低成長にとどまったことも懸念材料だ。卸売り、運輸・倉庫、金融サービスが不振だった。
建設分野の生産高は13.3%増と2けた増を維持したが、前期の18.6%増を下回った。政府は景気てこ入れ策として、延期した公共工事の繰上げ実施を検討している。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP第4四半期のGDP、前期比で12.5%減少