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国際

2009年6月5日

政党・公的機関で汚職深刻との認識強く=TI調査

〈クアラルンプール〉
世界各国の汚職を監視している非政府組織(NGO)トランスペアレンシー・インターナショナル(TI)が6月3日に発表した「世界腐敗バロメーター2009」(GCB)で、多くのマレーシア人が政治家や公務員の間で腐敗が深刻だと考えており、政府による汚職対策は効果がないと見ていることが明らかになった。同調査は、世界69ヵ国、7万3,000人を対象に、昨年10月~今年2月に実施した。
マレーシアの回答者の42%が政党、37%が公的機関を最も腐敗が深刻な部門に挙げた。次いで12%の回答者がビジネス・民間セクターでの腐敗が深刻だと答えた。隣国のインドネシアでは74%が政府の汚職対策に「効果あり」としたのに対し、マレーシアでは67%が政府による対策は「効果なし」と回答した。「過去1年間に賄賂を支払った経験がある」との回答率はマレーシアでは9%に留まった。貧しい国では子供の教育や医療、インフラ整備のために賄賂を支払わなければならないことも多くあるという。
トランスペアレンシー・インターナショナル・マレーシア(TMI)のポール・ロー会長は、政党での汚職が深刻と考えている割合が高かったことについて、与野党共に政党内での活動資金などに関する情報公開が十分にされていないことを理由とした。また、政党が信頼アップを図るには政治資金に関する情報公開に加え、政党間の鞍替えに金銭が絡むケースなどの金権政治を排除しなければならないとコメントした。同会長は、民間企業での汚職撲滅に関しても、TMI は政府・企業と協力する方針だと述べた。

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