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経済

2010年9月29日

来年度予算案、たばこ&酒税引き上げの見通し

〈ペタリンジャヤ〉
アナリストらは、10月15 日に国会提出される2011年度予算案にたばこ税や酒税といったいわゆる「罪悪税」増税が盛り込まれると予想している。OSKリサーチのアナリストは、たばこ1本につき1.0~2.5センの増税を予想、ただ1パック当たり10リンギ(約270円)を超えることはないと予想している。またある銀行系のリサーチ会社のアナリストは、8月に全国ケナフ・たばこ委員会(NKTB)によって1本当たり0.5センの課税が提案されたことを考慮した上で、2センの増税を予想している。マレーシアのたばこ税はシンガポールに次いで域内で最も高く設定されている。
一方、ビール飲料については、OSKリサーチのアナリストは引き上げられると予想しているが、引き上げ幅がどの程度になるのかは分からないとしている。現在の酒税は1リットル当たり7.40リンギ(約200円)と世界での最も高い水準にあるためで、ある業界アナリストは引き上げられても一ケタ台にとどまると予想している。
ビール大手のギネス・アンカーの幹部は、酒税の引き上げが密輸入や低所得者層が安いアルコールの消費にシフトすることを助長するだけだと指摘。18歳以上の非イスラム教徒を対象に行った研究で、1人当たりのビール消費量が2009年には2004年に比べて2.3%減少し、域内で最も消費量の少ない国になっていると指摘したうえで、さらに酒税を引き上げた場合にはさらに消費量が落ちて政府の税収が減ることになると警告した。

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