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経済

2009年1月26日

米シティ、GDP成長予想をマイナス1.5%に下方修正

〈クアラルンプール〉
米シティグループは、マレーシアの2009年の国内総生産(GDP)成長率を当初予測の0.5%からマイナス1.5%に下方修正した。2010年のGDP成長率予測値も4.2%から3.5%へ下方修正した。
報告書によると、今回の下方修正は、世界的景気後退が予想よりも長引くであろうという見解と、米国・ドイツ・日本の対アジア貿易縮小予想に伴うもの。2009年第1四半期(1~3月)のマレーシア経済は前年同期比で2~3%縮小したという数値にも基づいている。シティは、前年同期比でGDP成長率がプラス成長するのは、経済刺激策が効果を見せ始め、製造業が持ち直し始める2009年第4四半期(10~12月)に入ってからと想している。また、中国の国内需要回復が世界経済に良い影響をもたらすといわれているが、マレーシアの対中国輸出は全体の約10%ほどでしかなく、それほど影響を及ぼさないと予想している。
国内需要については、最も悪影響を及ぼす要因として「労働市場の縮小」を挙げ、失業率が高まると予想した。3月に発表される予定の追加経済刺激策については、▽税制優遇策▽従業員積立基金(EPF)拠出率の縮小▽サービス業規制の緩和――などが盛り込まれると予想している。
ナジブ副首相は先日、輸出市場の縮小が長引く場合は、2009年GDP 成長率予想値を3.5%から修正する可能性があると発表した。

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