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政治

2009年1月29日

ペラ州UMNO議員の野党くら替えで波紋

〈イポー〉
与党第一党・統一マレー国民組織(UMNO)のペラ州議会議員が離党し、野党連合・人民同盟(PR)に合流したことは、先のトレンガヌ州補選での敗北に続いて与党連合・国民戦線(BN)にとって大きな痛手となった。
25日にUMNO離党及び人民正義党(PKR)への合流を発表したのは、同州議会ボタ選挙区のナサルディン・ハシム議員。UMNOの現職政治家が PRにくら替えするのはこれが初めてで、与党内部に大きな衝撃が走った。ペラ州は先の総選挙で野党側が過半数の議席を確保し政権を掌握しているため大勢に影響はないが、同州野党トップがさらにUMNO議員3人がくら替えする可能性のあることを臭わせており、与党側は早急な組織建て直しを迫られている。
「ニュー・ストレーツ・タイムズ」(NST)紙は、ナサルディン氏離党の責任をとってモハマド・タジョル・ロスリUMNOペラ州支部長兼連絡評議会議長(前州首相)が辞意を固めているとし、後任には組織の引き締め役を担ってナジブ・トゥン・ラザク副首相(UMNO副総裁)が2月1日付けで就任すると報じている。
勢い付くPR側は追い討ちをかけるように、モハマド・ニザル州首相(汎マレーシア・イスラム党=PAS)が、UMNO議員3人がナサルディン氏の離党・野党合流を受けて、自ら野党連合に接触してきたと公表。具体的に誰が野党連合のどの政党に接触してきたのかは明らかにしなかったが野党にくら替えする可能性が高いと指摘し、与党側議員に揺さぶりをかけている。
野党にくら替えする可能性が高いとされる議員の名前が様々な媒体で取り沙汰されているが、「NST」紙はその中のハムディ・アブ・バカル氏(ペンカラン・バハル選挙区)とアハマド・パケ・アダム氏(リンタン選挙区)にインタビューを敢行。2人共UMNOへの不満を隠さず、UMNOが変わらない場合には離党もありうると公言した。

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