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社会

2009年1月7日

「警備員の非武装」で敗訴、強盗被害の宝石店の保険請求

〈プトラジャヤ〉
警備員が銃で武装していなかったことを理由に保険申請が却下されたことを不服として強盗にあった宝石店が保険会社を訴えていた裁判の控訴審判決が5日にあり、控訴裁判所は原告の訴えを棄却した。
事件は1994年11月27日、クアラルンプール市ブキ・ビンタンの「KLプラザ」内の宝石店、「ウィラヤ・ビューティー・ジェムズ」で発生。侵入してきた覆面の強盗5人が、銃を突きつけて90万リンギ(約2,400万円)相当の宝石類を奪って逃走した。現場には日本人観光客も居合わせた。店内に警備員はいたが、銃器は弾を込めたまま警備室においたままで装備していなかったことから、保険会社アラブ・マレーシアン・アシュアランス(現Amアシュアランス)が損害補償申請額である75万リンギ(約2,000万円)の支払いに応じなかった。
判決の中で、ジェームズ・フーン裁判長は、保険会社の補償支払いの条件である「武装した警備員の配置」という文言は、警備員が体に武器を装備、もしくは武器を即時に使用できる場所に所持しているという意味あいだと認定。今回の事件は十分に武装していたとは言えないため、補償を受けることはできないと指摘した。
宝石店側は、警備員が同じ店内に銃を置いていれば、体に装備していなくても武装しているとみなされるべきだと主張していた。

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