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建設

2008年12月23日

格安航空専用新空港、建設計画を閣議承認

〈クアラルンプール〉 複合企業のサイム・ダービーと格安航空会社エアアジアが共同で計画している、ネグリ・センビラン州ラブにおける格安航空会社専用新空港の建設案が12月19日の閣議で承認された。
敷地面積は2,800ヘクタールで建設費用は約16億リンギ。年間の利用客処理能力は1,500万人以上で商業施設も併設される見込みだ。新空港からは南北高速道路やクアラルンプール新国際空港(KLIA)との連絡道路も建設される予定で、KLIAへのシャトルバスの運行予定もあるという。開港は 2011年2月を予定している。
エアアジアの幹部によると、同社は現在、空港を運営するマレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)に空港使用料として年間1億リンギを支払っている。ラブの空港建設により運営コストの削減が期待でき、空港税や航空運賃の値下げも可能になる見通しだ。現在エアアジアが利用している KLIA格安航空会社用ターミナル(LCCT)の年間利用客処理能力は1,000万人で、処理能力が限界に達する懸念もある。
オン・ティーキアット運輸相はラブの空港建設の閣議承認に関して、現在利用されているLCCTだけでは予想されている格安航空会社利用者の増加に対応できないとして新LCCT建設の必要性をアピールした。ネグリ・センビラン州のモハマド・ハッサン首相は閣議承認に対する歓迎の意を示した上で、予定期間内のターミナル建設終了の為に州としてできる限りの援助は行なうとコメント。州政府は航空関係者の為の住宅の需要増などを見越し、新たな住宅建設も検討していることを明らかにした。

■KLIA域内ハブ化計画に逆行か■
一方、今回の承認については、KLIAを域内ハブ空港化するという政府の方針に逆行するものだとして、懸念を示す声も出ている。MAHBは KLIAで年間処理能力2,500万人の新LCCTターミナル建設計画を発表しており、エアアジアが移転すれば新LCCTターミナルの建設は意味がなくなる。またエアアジアの新空港にしても、KLIAとのスムーズなアクセスが確保できるか疑問視する声もある。

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