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金融

2008年12月22日

米ゼロ金利政策はアジアの追加利下げ招く、専門家指摘

〈クアラルンプール〉
ホワンDBSインベストメント・マネジメントの関係者は英字紙「ニュー・ストレーツ・タイムズ」に対し、米連邦準備理事会(FRB)が12月16日に政策金利を実質ゼロに引き下げたことで、アジア各国の中央銀行もさらに0.50~0.75ポイント利下げする可能性が高いと語った。
マレーシアの中央銀行バンク・ネガラは11月25日、翌日物政策金利(OPR)を0.25ポイント引き下げて3.25%とし、追加利下げの用意があることを示唆している。関係者によると、FRBの発表が直ちにマレーシアに影響することはないものの、OPRの引き下げ圧力でリンギの対米ドル相場が上昇すると予想される。
また、来年3月に予定されているラザク次期首相の就任で、マレーシアが民間投資刺激策を含めた追加景気対策を発表する可能性もある。これは財政赤字の拡大につながるものの、「国内市場から(資金を)借り入れる限り懸念する必要はない」(関係者)という。
米国の金融・経済危機は終息までほど遠く、今後発表される2008年第4四半期の国内総生産(GDP)も最悪水準と予想される。アジア各国の景気は既に底入れした可能性はあるものの、関係者は株式市場の悪材料が新たな売りを加速する恐れがあるとして、企業の年間業績発表を待つ必要性を指摘した。アナリストが見通しを大幅修正することや、米住宅価格の統計も、市場に打撃を与える恐れがあるとしている。

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